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室内環境測定(シックハウス症候群関連化物質)

概要

新築や改築した室内で、目や喉の痛み・めまい・頭痛・息苦しさなどの症状が出たら、シックハウス症候群の疑いがあります。これは、建材や内装材が発する化学物質によるアレルギー症・化学物質過敏症で、住環境が原因と考えられるものを総称してシックハウス症候群といいます。

室内環境測定

シックハウス症候群の最大の原因とされているのが、VOC(揮発性有機化合物)で、厚生労働省により主要なVOC13物質について、室内濃度指針値が設けられています。実際に居住される場合は勿論のこと、住宅の売買を行う時なども、室内空気中化学物質を第三者機関が測定し、基準に適合していることを証明する必要があります。

弊社はMLAP(特定計量証明事業者認定制度)の認定を受けている環境コンサルタントとして、厳格な精度管理のもとにVOCの測定調査を行っています。


特長

左:アクティブ・サンプリング/右:パッシブ・サンプリング

アクティブ・サンプリング
定量の吸引ポンプで室内の空気を吸引し、空気中の化学物質を捕集剤(サンプラー)に捕集する方法で、精度が高く、短時間での作業が可能。 住宅性能表示制度において室内空気中の化学物質濃度を測定するための標準法として採用されています。


パッシブ・サンプリング
室内に捕集剤を設置し、自然に化学物質を吸着させる方法。化学物質は高濃度から低濃度の領域に拡散する性質があり、これを利用して室内の化学物質を8時間以上かけてゆっくり捕集します。 アクティブ・サンプリングの代替法としても認められており、信頼性には問題ありません。
どちらの方法でも、測定中も普段通りに生活することができます。


室内空気濃度の指針値(厚生労働省による)

揮発性有機化合物室内濃度指針値
ホルムアルデヒド0.08ppm
アセトアルデヒド0.03ppm
トルエン0.07ppm
キシレン0.20ppm
エチルベンゼン0.88ppm
スチレン0.05ppm
パラジクロロベンゼン0.04ppm
フェノブカルブ3.8ppb
クロルピリホス0.07ppb(小児 0.007ppb)
フタル酸ジ-n-ブチル0.02ppm
テトラデカン0.04ppm
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル7.6ppb
ダイアジノン0.02ppb
総揮発性有機化合物量(TVOC)暫定目標値 400μg/m3

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シックハウス関連化学物質の調査について


関連情報

建築基準法に基づくシックハウス対策について(国土交通省)
シックハウス問題に関する検討会(厚生労働省)

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