レジオネラ菌
レジオネラとは
■人に感染すると、肺炎やポンティアック熱を引き起こすグラム陰性の桿菌です。自然界や人工環境水中(冷却塔、温泉、浴槽など)で生育、増殖し、一般に20-50℃で生育・増殖が可能とされており、アメーバなどの細菌捕食性原生動物を宿主とし、爆発的に増殖するといわれています。
我が国では、温泉施設や循環浴槽等でしばしば集団感染が認められ、死者も出ています。
当社技術の特長
- 環境水だけでなく、臨床サンプルの測定も可能です。
- 検出に要する時間はわずか6時間程度で、迅速なモニタリングが可能です(即日回答)。
- レジオネラ属菌(6種21株)を特異的に検出できます。
- 定量PCR法による検出も可能です(定量分析)。
- ヒト(特に老人等)に強い感染力を有するレジオネラ・ニューモフィラを特異的な検出も可能です。
性能評価試験
■当社の核酸検出法は、検出感度は15CFU/100mlで、迅速にレジオネラ属を検出することが可能です。
感度試験
レジオネラ・ニューモフィラ血清型1の純培養菌を用いて、検出限界を調べました。今回の条件で、約15個相当まで明確に検出する事ができます。 |
特異性試験
純培養菌を用いた特異性試験の結果、代表的なレジオネラ属菌(6種21株)を同一試験にて検出する事ができます。 |
実際の検出例
(例)循環式浴槽システムからのレジオネラ検出
その他
滅菌調査等のお手伝いをします
- 汚染部位、範囲の特定調査
- 滅菌洗浄後の安全確認
- 継続的な安全モニタリング
- 滅菌洗浄方法、殺菌剤の効果評価
その他、ご相談承ります。また、二酸化塩素剤(殺菌剤)の販売も承ります。
特許出願
■「レジオネラ属菌の標的塩基配列増幅用プライマー、レジオネラ属菌の標的塩基配列増幅方法、レジオネラ・ニューモフィラの標的塩基配列増幅用プライマー、レジオネラ・ニューモフィラの標的塩基配列増幅方法」(特願2004-24883)